フルタイムワーママのタイムスケジュールとライフプラン

いわしと小学生

「介護・育児休業法」の改正によってワーママの時短勤務が制度化された2010年、この年をきっかけに「量産型ワーママ」が誕生したといわれています。

まさに私も2010年に子供を産み、そこから10年、フルタイムワーママとして働き続けており、今日は私のタイムスケジュールについてお伝えします。

まずは私のワーママ年表

2010年・出産
2011年・子供0歳・復職(正社員、時短なし・公立保育園)
2012年・子供2歳・離婚・退社
→関東から関西へ移住→パート勤務(民間託児所)→正社員(法務職・時短なし・公立保育園)
2016年・子供6歳・管理職登用(法務職)
2021年・子供10歳・異動(総務&法務系部署管理職)

ちなみに正社員になれたのはスーパー敏腕エージェントに出会えたからでした。本当に感謝…。

そのときのことはこちらに詳しく書きました↓

フルタイムワーママのタイムスケジュール

ワーママの平日・保育園編(4時に起きて21時に寝る)

4:00 起床、自分時間(資格の勉強をする等)
6:30 娘起床、着替えさせる、布団たたむ、朝食つくる、食べさせる、準備(メイク)、髪の毛結ぶ
7:30 出発(靴を履かせるのに5分かかる)
7:45 保育園に預ける
8:00 電車に乗る(新聞読む、メール返す、読書)
8:45 会社につく
9:00 始業
12:00 昼休み、自分のデスクでお弁当
17:30 終業、とはいえなんだかんだ残務
18:00 電車に乗る(仕事の資料見る)
18:45 お迎え
19:00 帰宅、夕食作る、食べさせる、お風呂掃除、お風呂入れる、保湿、片づけ、洗たく
21:00 就寝

この、19時から21時までの2時間の怒涛さといったらもう!!!!
1分単位!

保育園のときは週末つくりおきをめちゃくちゃしていて、平日夜は電子レンジでチンして食べてました。いや~あわただしかった!

21時に子供と一緒に寝て、4時に起きて資格の勉強したり本を読んだり。割とこの早朝時間が貴重な自分時間でした。よくやってたなあ。

娘はとにかく寝つきがよくて、これだけは本当に助かりました。寝かしつけに2時間かかる場合は4時に起きるとか絶対無理ですよね。

だからこそ、「育児と仕事の両立、こうやればできる!」みたいな話は、マジで単なる生存者バイアスだと思います。

19時に帰宅して21時30分に就寝する(小学校低学年編)

6:30 起床、着替えさせる、布団たたむ、朝食つくる、食べさせる、準備(メイク)、髪の毛結ぶ
7:50 親子で出発(娘・登校)
8:00 電車に乗る(新聞読む、メール返す、読書)
(中略/保育園編と同じ)
18:00 電車に乗る(仕事の資料見る)
18:45 学童にお迎え
19:00 帰宅、夕食、後片付け、掃除、洗たく
20:00 宿題チェック、音読聞く、九九確認、家庭学習(公文の宿題、タブレット学習)

21:00 おふろ
21:30 娘、就寝
22:00~ 仕事の続き

寝かしつけをしなくてよくなった分、夜に仕事をするようになりました(仕事がない場合は資格の勉強など)。管理職になって、日中はほとんどメンバーの相談にのったり、会議をしたり…どうしても自分の仕事は時間外でやらざるを得ない。

とはいえ残業できないのがワーママの悩みですよね。

みなさんどうしてるの、これ、本当。

それにしても結局この赤字部分の忙しさ変わらず!大忙し!!!!

小学生になると、家庭学習と翌日の学校の準備等、家で面倒を見るべきことが結構あります。宿題は学童でやってきてくれるものの、保護者がチェックする項目も結構あるし。。。

22時に就寝する・小学校高学年編

6:30 起床、朝食、準備(娘勝手に食べて勝手に準備する)
7:50 親子で出発(娘・登校)
8:00 電車に乗る(新聞読む、メール返す、読書)
(中略/保育園編と同じ)

15:50 娘帰宅、習い事や公園遊び等
17:00 娘、宿題や習い事(ピアノ)の練習、ゲームなど。
18:00 私、電車に乗る(仕事の資料見る)
18:45 帰宅
19:00 夕食、後片付け、掃除、洗たく

20:00 宿題、家庭学習(公文の宿題、タブレット学習)
21:30 おふろ
22:00 就寝
22:00~ 仕事の続き

高学年になって「お迎え」というタスクがなくなります。さらに朝は勝手に起きてつくりおき朝食(パン・果物・ヨーグルト・ゆでたまご・サラダ)食べててくれるし、楽~!!!

家庭学習がいよいよ難しくなりますが、20時にやる、と決めています。私の目の届く範囲でやらないと、「苦手」に気づけないかも、と心配なので…

保育園時代と大きく違うのは、やはりこの「家庭学習」の時間をしっかり確保しないといけないところ。

フルタイムで働くのって、小学生になってからの方がきついな、と思うのはこのあたりが所以です。
(保育園は働く親のための施設ですが、小学校はそうではありません。親がフルタイム勤務であることを前提としていない)

ちなみに我が家の家庭学習についてはこんな感じです↓

小1の壁、何が問題?

小1の壁とよく言いますが、保育園と小学校はそもそも目的・仕組みが全く異なるので、親側のマインドも切り替えが必要です。

4月5日の入学式で「4月11日に保護者会があります(10時から)」っていうお手紙もらうなど、「親が働いていること」など知ったこっちゃないシステムです。

これは学校側を悪く言うつもりはありませんが、社会の仕組みがまだまだワーママを想定していない。保育園で当たり前にサポートしてもらっていたことが、当たり前でないことに気付く。

学童に助けられてどうにかやっていきました。

小4の壁、何が問題?

小1の壁も大きかったですが、我が家にとって最大の障壁は小4でした。小3で学童を退所しなくてはならず(地域によります)鍵っ子で過ごすことになりました。

心配も尽きないし、もう大変。細かくはこちらの記事に書きました。

職場にワーママのロールモデルがいない

冒頭に書いたように、2010年の法改正によってワーママは増えたように思いますが、私たちより少し上の世代には、バリバリ正社員だったワーママというのは極端に少ないです。

いたとしても実家のサポートが手厚いとか、専門職とか、専業主夫(昔は今よりもっと珍しかったと思いますが)のパートナーがいたとか。そして、抜群に優秀だったり、相当にパワフルだったり、凡人のエンジンとは少し違うな…という印象です。

極めてふつうの、優秀でない私でも、普通にこうして仕事ができるようになったのは、先人たちのおかげと日々感謝でございます。

…が、「普通の子持ち女性総合職」のロールモデルがいない中で、「こんな感じで働きたい」「こんな風になりたい」をイメージしにくく、自分でデザインしていくしかありません。

パートナーが育児に理解がない場合

各家庭それぞれ事情があると思いますが、我が家の場合は夫が「育児・家事は女の仕事」「俺は仕事があるんだ」というタイプの男性でした。

私にも仕事があるんですけど?(このあたり、もう少し話しあったら分かり合えたんですかね?わからん…)

よくいう「夫の教育」にまでパワーが回らなかったし、同じ立場の相手に教育ってなんやねんと自分を納得させられなかったので、さっさと離婚してひとりで育てる道を選びましたが、もちろん育児の手は多いにこしたことないよなあとは日々思います。

(私の場合は・あくまで私の場合はですが!離婚してめっちゃ楽になりました~家事が一人分減った!超楽~!)

経済的・物理的なワンオペ育児は常に自分の健康も万全であることが前提なので、少しでも元気でいられるよう、日々研究です。

頑張ってやっていくしかないですね。

各家庭それぞれ事情があるからね。

そんなわけでうちの場合はシングルですが、なんでもかんでもママが背負うべきでないなというのは反省点です。私も思い切って「なんもやらねえ」っていう姿勢を示せばよかったかなあと思っています。

ワーママの雇用形態、なにがベスト?

よく話題になる、正社員がいいか、フリーランスがいいか、時給勤務がいいか…という話ですが、これはもう完全に「職種と職場環境による」しかない。

パートと正社員両方経験してみて、かつ現在は人事系の仕事もしてあらゆる雇用形態の方との業務調整していますが、現場に立つか、バックオフィスかによっても違うし、代替要員がいるかどうかでも全然違うし…

雇用形態の問題ではないように思います。

ご自身の中で何を優先するのか、ということを一度よく順位付けしてみることをお勧めします。(私の場合は「専門性を磨く」「安定」の2つが最優先事項だったので、正社員の道を選びました)

ここでパートナーとの話し合いもめちゃくちゃ大事だと思います。

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自己責任論にまどわされるな

ワーママをやっていると、たまに「働きたいのも子供がほしいのもお前の勝手だろ」「しんどいとか自己責任ww」みたいな暴論に出会いますが、全無視でいいです。そういう人たちは、仕事を辞めたあと「旦那に頼らざるを得ないのは自己責任」「貧困は自己責任」とか言い出します。

結局、何を選んだって、嫌なことを言ってくる人はいます。

「だったら産まなきゃよかったんでは?」みたいな極論ぶつけてくる人もいます。まじで、極論すぎて、ひたすら無視です。人類を滅亡させましょうみたいな話ですか?補完計画?手に負えないので無視です。

出来る範囲で、できることを、自分とパートナーと子供の幸せを、とことん中心にして考えたらいいんです。

子育ては期間限定。人生は長距離走

人生は長く、子育てで物理的な制限がかかるのは長くて20年です。

今はとてもとてもしんどいかもしれない。でも、それはたった数年です。毎日分刻みで子供のあとを追いかけまわしていた日々もアッという間にすぎ、いつの間にか子供は一人で学校に行き、一人で習い事に行き、一人で冷蔵庫からおやつを出して食べています。

子どもが熱を出して仕事を休まざるを得ないたびに、申し訳なく、ペコペコ頭をさげ苦しくなっていたあの頃に伝えたい。そんなの、気にしなくていい、人生は長いぞ、と。

私は子供がうまれて大変なことも、あきらめたこともたくさんあったけど、産まなきゃよかったと思ったことは一度もありません。たぶん、みなさんも同じだと思います。

それぞれの環境で、ベストを尽くしましょう。パパママ、今日もお疲れ様です。

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