小4の壁・10歳の壁・9歳の壁「かわいそう」に耐えらないママたちへ

ひとりで留守番いわしと小学生

小4の壁・10歳の壁・9歳の壁とは、「勉強が急に難しくなる」「環境が変わる=学童が終わる、放課後の居場所がなくなる」「発達段階が変化する」という、小学生高学年、主に4年生あたりにぶち当たる大きな壁のこと。

前回、「小4の壁・10歳の壁・9歳の壁とは」というテーマで書きましたが、今回は、その中で何よりもつらかった、「娘ちゃんがかわいそう」という言葉との向き合い方についてお話しします。

ママピコ
ママピコ

フルタイム中間管理職、シングルマザー。帰宅は19時。娘はそれまで留守番です。退職を考えたことも、一度や二度ではありません。

小4の壁・10歳の壁・9歳の壁、まだまだ理解が十分でない

ママ友バトル

「保育園っ子かわいそうじゃない」はもう定説になった(…はず)

うちの娘は0歳から保育園(…には入れなかったので正確には託児所→保育園ルートですが)です。当時はまだまだ「そんな小さいうちから子供を預けるなんてかわいそう」「子どもはママと一緒が一番よ」なんてことも言われましたが、最近では、「いやひとそれぞれ」みたいな風潮に変わってきていると感じています。

ワーママVS専業主婦、みたいなのは前時代的な議論で、「子育てみんなお疲れ様!」という戦友…的な気持ちなんですがどうでしょう。

少なくとも私は、子供を預けて仕事をすることが悪いこととは思っていないし、また専業でしっかり子育てに向き合うママもすごく大変だろうな、と思っています。みんなお疲れ。

「小4ひとり留守番はかわいそう」は根強い

「子どもを預けて仕事するな」は古い。「専業主婦は楽でいい」も、古い。子育ての大変さについて、この10年くらいで、非常に理解が進んできたように感じています。

でも。

「保育園はかわいそうじゃない!」「働いてるママはえらい!」って言ってくれていたひとたちが、「小4ひとりでお留守番」に対しては、みんな「かわいそう」っていうんです。

そして、何より自分も、「娘がかわいそう」と感じてしまっています。

保育園ママ友からも冷たい視線、同志じゃなかったの?

かつて「ワーママ」として同志だと思っていた保育園ママたち。

広く「保育園ママ」といっても、時短で働いていたり、お昼だけのパートだったり、働き方はいろいろです。私のようにシングルマザーで、家計も育児もワンオペというのは一握りでしょう。

フルタイムで、資格職で、そこそこ出世して、仕事も楽しくなってきた頃でした。保育園ママたちにこんなことを言われました。

「仕事セーブできないの?娘ちゃん、一人で留守番なんて、かわいそうだよね」

仕事をセーブするって、どういうことでしょう?会社を辞めること?時短に切り替えること?

19時に家に帰れるビジネスパーソンは、まだ恵まれている方だと思います。同僚に「先にごめんね」と謝りながら帰る日々です。これよりセーブしようと思ったら、仕事を変えるしかありません。

キャリアを積んでいくというのは、難しいですね~

子どもと向き合うのは「量」ではなく「質」ということにしよう

ということで、私はもう周りの意見に耳を傾けるのをやめようと思いました。我が家には我が家の生活があり、我が家の愛情は「量」でなく「質」だと。

いやわかってる。言わないで。「娘ちゃんが犠牲になってる」みたいなこと、わかってるから。でも、弱音をはいても、悩んでいても、生活は続いていきます。

それであれば落ち込まず、前向きに、できるだけ子供との時間を大事にしていこう。

これから新しい時代がやってきます。生きていくには、本当に能力が必要になる。娘が強くサバイブしていけるよう、私がその背中を見せないといけない。

小4娘「え、ぜんぜんさみしくないけど?」

いつもごめん、さみしい?と聞いたら、かえってきた返事がこれです。

我が家では宿題も勉強もママが帰ってくるまでしなくていいよ、と言っているので、逆にのんびりゲームができていいのかもしれません(笑)

悲観的になりすぎないように、これからも工夫して暮らしていこうと思います。

小4の壁・10歳の壁・9歳の壁、働くママは新しい価値観を身に着けよう

昭和生まれ平成育ち、父は上場企業のサラリーマン、母は専業主婦、地方都市の一軒家。お庭には子犬と花壇。

私の価値観はそこで固まってしまっていました。

新しい世界。新しい時代。子供は楽しくひとり時間を満喫し、外でバリバリ働くママが帰ってきたら一緒に勉強する。

そんな家庭が世の中にひとつくらいあってもいい。世界で最強に幸せな親子になるぜ、私たちは。

そんなわけで、もし同じ境遇のパパママがいたら、気持ちを少しでもシェアしたいなと思ってます。

私のツイッターアカウントでは日々そんなことをつぶやいておりますのでぜひフォローしてくださいな。

育児はずっと続くけど、悩みながら愛する限り、うちの子は、絶対かわいそうじゃない。

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